2010年03月10日

川鶴酒造




『川鶴酒造蔵』蔵元のご紹介です。




川鶴酒造









1891年(明治24)年、阿讃山脈から財田川へと流れる良質な伏流水と酒造に適した讃岐米に恵まれた観音寺市本大町で、「川鶴酒造」は創業、初代当主は川人清造さん。その先代までは徳島県池田町で代々藍染め商を営んでいました。
古くから品質第一をモットーに、1960(昭和35)年には業界初の厚生大臣賞を受賞。全国新酒鑑評会においては現在まで、数多くの金賞を受賞し続け、酒質や製造技術の高さには長年に渡り定評があります。




川鶴酒造




先代社長の川人洋造さんは、敷地内の歴史的建造物を改装し、「資料館」などとして一般公開を開始。日本酒の歴史や文化の発信にも力を注でいます。
現社長の川人裕一郎さんは、6代目に36歳で就任。東京農業大学醸造学科を卒業後、アサヒビールを経て国税庁醸造研究所で学び、1996(平成8)年に帰郷し入社。川人さんの義兄で現専務の越田さんも同時期に入社。酒蔵に生まれ酒一筋の川人さんと、異業種出身で業界外からの視点を持つ越田さん、結束力固く、二人三脚で経営の舵を取られています。




川鶴酒造




同社の酒は「力強さに、喉越し、キレを兼ね備えた」酒質をコンセプトとしています。
出荷先は県内が約70%。残りは東京などの県外と海外へ。



川鶴酒造



米の旨みを最大限に生かした酒質を目指しています。酒造りは米作りからと、10年前から自分たちで米を作り始めました。農家さんの苦労を知り、収穫の喜びを実感して感謝する。酒米作りは繊細で難しく、栽培方法を変えるといった実験も行っています」。田植えかや稲刈りにはお客さんや地域の人も参加し、毎年それを楽しみにする人も多くいらっしゃいます。



川鶴酒造



「創業時からずっとお客様に支えられてきた味があり、一方で食の嗜好の変化に合わせてお酒の味も変化し続けています。日本酒をあまり手に取らない若い人たちにどう訴求するかなど課題は多いが、お客様の意見を一番に、常に消費者の視点をもって酒造りをしています。うちの酒を飲んで笑ってくれる顔を見るのが何よりうれしい。“飲んでほっと疲れを癒して、さあ明日も頑張るぞ”という酒を造りたいと思っています」   (社長川人裕一郎さん)




川鶴酒造





顧客視点を第一に。さらに、戦略商品で新たなビジネスモデル構築を目指しています。
例えば、四季を味わう酒。仕込み直後から年間を通じて味の変化を楽しめる酒を市場に投入しました。
製造には手間暇かかるが、四季の味の飲み比べは日本酒ファンにとって大きな楽しみとなる。
また、日本酒をベースにしたリキュールを4年前から製造し、好評を博しています。
今後は県産品の果実に特化した商品で、県内の農家~メーカー(同社)~流通~消費者へと地産地消につながる流通サイクルの構築も目指す。







川鶴酒造



「これまで続けてこられたのは、地元のお客様の支えがあってこそ。それに尽きると思います。
今後も必要とされる蔵にならなければ」と川人さん。
そのための理念として「和醸良酒」を掲げる。良い酒を醸すには、蔵人が心をひとつにして取り組むという意味。
「会社の皆が心をひとつにして、同じ目標に向かって酒造りをしなければ。それがパワーになる。先代から受け継ぐものに、隠し事は一切なし。技術は蔵でなく、人に伝えるものだから。今後もみんなで議論しながら旨い酒を造っていきたい」

会社の目標は「四国をとる」こと。社員全員が“ある程度見える”目標を定める。全国的にもレベルが高い四国でブランドロイヤリティを高め、「四国に川鶴あり」と評される蔵を目指しています。
「歴史を刻むためには、変化し続けないといけない。守るべき味は守り、変えるべきところは勢いよく変える。原点を、感謝の心を忘れずに」。全社で知恵と努力を結集し、第2創業期にさらなる飛躍を目指しています。



                                                     以上“ビジネス香川”より抜粋







川鶴酒造


Posted by まっき~ at 13:01│Comments(4)
この記事へのコメント
いいな~近くにあって
いつか蔵開きに行きたいです
Posted by セクスィー at 2010年03月11日 23:23
セクスィーさん、

蔵開き、、、毎年賑わってますよ!

・・・地元酒販店といえども、蔵の内部は見れないところだらけです、

やたらめったら立ち入れない(酒造りの品質にかかわる場所)が多いです。

よって上記の写真の一部は蔵元から提供していただきました。
Posted by まっき~まっき~ at 2010年03月12日 08:02
こんばんは、まっき~さん。

川鶴さん、歴史と伝統ある酒蔵ですね・・
詳しい説明と写真・・良かったです・・・・(^^)
Posted by momomomo at 2010年03月12日 22:52
momoさん、

ココで蔵の紹介したのはちょっとワケがあるんです。

そのわけとは・・・・・ナイショです。┐(´ー`)┌
Posted by まっき~まっき~ at 2010年03月14日 15:32
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
川鶴酒造
    コメント(4)